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2007.02.07

それでも僕はやってない

周防監督久々の映画化作品、ってShall we ダンスは見てないんですけどね。
ちょうど今日明日講習で映画館のある街まで出張ってきてたので、
帰りに痴漢冤罪をあつかった「それでも僕はやってない」を見てきました。
#いつものことながら、出張になった方が帰社時間が圧倒的に早い(^^;

内容はかなりドキュメンタリーよりの感じで、日本の軽犯罪裁判の
実情、しかも被告側からの内容として非常に優れた作品に鳴っているとおもいマス。
アクション映画やバラエティドラマ延長線上の映画化作品にありがちなBGMや
ノリの勢いでごまかしている部分もなく、丁寧に作り込まれてるし。
事件の発生から第一審の結審(つまり判決が出るまで)を流れていくのですが、
時系列で1年近く、映画の上映時間でも2時間半と、めちゃ長。
もともとこういう法律モノは苦手でないので、長いとは思わなかったんですが、
裁判に興味ない人とかには、ちょっとつらい長さかな、と。
かといって映画的に、中だるみしている訳ではなく、飽きるとすれば、
判決までに11回もかかる日本の裁判制度に問題が大ありなんでしょう、きっと。

個人的に痴漢冤罪については、痴漢という性犯罪が決して許せないモノであるのは
確かにしても、それで捕まった人が、基本的には「犯人」である、という原則有罪に
あり、かつ社会情勢やセクハラ非難の流れの中、本来その人の罪の軽重によって
決められるべき有罪無罪・罪の重さが、犯罪者に対する社会的風潮という本人に
全く関係ない要因によってより重く(痴漢冤罪の場合、原則有罪というスタンス)に
なっている、というのは、裁判官の考えとしてどうなんだろう、とは思うのですが。
まあ、今回の映画は最初から冤罪ということが分かっている前提に立って話しているから
こういう考えになるのかもしれませんが。。。

瀬戸朝香の女弁護士役や、友人役の山本耕史、主人公を食い気味の役所広司、
主人公の元恋人役の鈴木蘭蘭、誰も是も職業的怪しさいやらしさ大爆発な
弁護士・検察・裁判官役の人々。みんな良い味だしてました。
一番下手だったのが主人公役の加瀬亮だったかも(笑)

クライマックスからラストにかけても非常に見応えのある展開で、
終わったときは、「あ、そーなんだ」という感じでした。
ひじょーに面白かったです。
実は、講習が早く終わった関係で、レイトショーではなく定価払ってみたんだけど、
定価だけの価値あります。
興行収入が良かったと言われる去年の邦画すべてよりも、完全に上でしょう。

ひさびさに「12人のやさしい日本人」がみたくなりました。

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